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阿比野建設葛繽B支店熊本事業所  
 管家 修一  (すがや しゅういち)

  取締役九州支店長兼熊本事業所長
プロフィール
大阪府出身、1981年12月6日生まれ、43歳。福岡工業大学情報工学部卒。2004年入社、本社や大分事業所勤務を経て23年取締役大分事業所長、24年6月九州内の事業を統括する九州支店および熊本事業所開設に合わせ現職。元社会人野球の投手で新日本製鐵広畑では入社1年目からチームのエースとして活躍した
熊本に拠点、独自のパネル工法を普及拡大
 日本製鉄鰍フパートナー企業として数多くの建設実績を重ねながら事業エリアを広げる同社は昨年6月、熊本に事業所を構えた。TSMCの進出による関連の建設需要などを見込み、県内で同社の主力商品「NSスーパーフレーム工法」を活用した施工件数を増やす狙いだ。「活気が一段と増す熊本は魅力ある市場。品質の良さをアピールし、施主さまにも建設会社さまにも喜ばれる仕事をしていきたい」。管家支店長はこう語る。
 同工法は日本製鉄が開発した薄板軽量形鋼造による建築工法の一つ。工場で生産した屋根パネル、床パネル、壁パネルを施工現場で箱のように組み立てるパネル工法で、国内最高レベルの耐久性に加え、コスト面や遮音・温熱・固定資産税の低減などで優位性を持つ。さらには外張り断熱・通気工法による高い省エネ性や建物使用時のCO2排出量削減、短工期といった点が評価され、今年4月から開かれる大阪・関西万博のパビリオンとして建設される「コロンビア館」に採用されるなど、建設業界で注目を集めている。
 今年2月には「くまもと産業復興エキスポ」に出展し、同工法を広くPRした。管家支店長は「県内では建設会社数社に導入を検討いただいており、事務所や寮、ホテルなどで初年度は1棟の受注を目指す。熊本で当社主力商品の普及拡大へ注力していく」と意気込みを語った。
【 本 社 】〒671-1116 兵庫県姫路市広畑区正門通4-3-3
https://www.abino.co.jp【熊本事業所】〒861-8039 熊本市東区長嶺南1-2-15 TEL096(384)0035 FAX096(383)3500 設立/1958年 代表者/代表取締役会長・阿比野剛 取締役社長・信國貴之 資本金/5千万円 事業内容/総合建設業 事業所/本社・日本製鉄瀬戸内構内事業所、名古屋営業所、大分事業所、熊本事業所 関連会社/潟Aビノ、潟Aビックス 売上高/107億円 従業員/230人
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。