トップ Leaders 熊本のトップ群像 潟Cズミ車体製作所
Leaders 2025熊本のトップ群像

潟Cズミ車体製作所  
 古庄 忠信 國武 幸弘  (ふるしょうただのぶ くにたけゆきひろ)

  会長 社長
大津町にある本社工場をバックに新入社員と一緒に。左端が古庄忠信会長、右端が國武幸弘社長
大津町にある本社工場をバックに新入社員と一緒に。左端が古庄忠信会長、右端が國武幸弘社長
プロフィール
古庄会長
菊池郡大津町出身、1945(昭和20)年7月17日生まれの79歳、熊本市立実務商業学校(現・熊本市立総合ビジネス専門学校)卒業、66年(昭和41)年潟Cズミ車体製作所入社、93(平成5)年から3代目社長、2014(平成26)年8月から会長。(社)日本自動車車体工業会相談役、熊本商工会議所副会頭などにも就いている。趣味は読書、座右の銘は「まごころ」

國武社長
上益城郡益城町出身、1963(昭和38)年2月10日生まれの62歳、熊本商科大学(現・熊本学園大学)商学部商学科卒業、2001(平成13)年1月潟Cズミ車体製作所に入社、14(平成26)年8月から社長。熊本キワニスクラブ第21代会長。趣味はゴルフ、読書
クルマ造りで「人に優しい社会」実現に貢献
 特種車両の製造販売を手掛けるイズミ車体製作所。顧客の要望を実現する高い技術力は全国で評価されており、昨年6月までの売上高は29億円を超え過去最高を記録した。今期はさらにそれを上回る見込みだ。
 同社は検診車納入で国内トップの実績を持つ。昨年度は小国国立病院にオンライン診療車を納入。同車両は新千円札の肖像に採用された同町出身の北里柴三郎にちなみ「柴三郎号」と名付けられ、似顔絵イラストなどを車体にラッピングしている。高齢者の通院負担を軽減する遠隔診療に使われており、同社は「地域住民が安心して健康に過ごせる『人に優しい社会』の実現に貢献したい」と意気込みを語る。 
 またロアッソ熊本や熊本ヴォルターズのスポンサー、甲子園を目指す高校球児の応援、ジュニアゴルフ大会の開催など県内スポーツ関係の支援を継続的に実施。滑走路内を走行する「熊本空港マラソン」ではモニター企画(第0回)から第2回までトップスポンサーを務めており、第3回は今年も5月末に開催する予定だという。 
 古庄会長は「地域に貢献するイベントの開催や社内行事の実施などで、社員が一丸となれる企業文化をこれまで培ってきた。これからも受け継がれ、会社がさらに成長することを願う」と話している。
〒869-1222 菊池郡大津町岩坂3258-4 TEL096(279)1733 http://www.izumishatai.co.jp
創業/1931(昭和6)年 設立/1951(昭和26)年 資本金/4319万5千円 従業員/126人(1月末現在) 事業内容/検診車両・特種車両・福祉車両の製造販売、全車種車両の車検整備、板金塗装、バスEV改造、福祉車両レンタカー業 出先/福岡営業所、東京営業所
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。