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光進建設  
 井上雄一朗 近藤誠也  (いのうえゆういちろう こんどうせいや)

  取締役社長室室長 社長
前列右から2番目が近藤誠也社長、3番目が井上雄一朗取締役。後方の完成予想図は建設中の熊本銀行の店舗・寮・社宅併設型13階建てビル
前列右から2番目が近藤誠也社長、3番目が井上雄一朗取締役。後方の完成予想図は建設中の熊本銀行の店舗・寮・社宅併設型13階建てビル
プロフィール
井上取締役 熊本市出身、1993(平成5)年10月7日生まれの31歳、熊本マリスト学園中学校・高等学校、近畿大学産業理工学部建築デザイン学科卒、2016年入社、2023年6月から
現職

近藤社長
熊本市出身、1961(昭和36)年6月10日生まれの63歳、熊本商業高校卒、1980年〜2015年まで熊本銀行に勤務、15年光進建設鞄社、常務取締役を経て16年に取締役副社長に就任、2023年6月から現職
建設業における「男性の職場イメージ」を一新
 昭和39年に創業し、熊本県内の商業・教育施設、ホテル、土木事業など数多くの建設に携わってきた光進建設。昨年60周年を迎え、PFIをはじめとする官民連携事業など受注は順調に推移しているという。 
 昨年は「JAやつしろ本所」、集合住宅の「肥後銀行菊陽社宅」などの新築工事が完成。現在は熊本銀行の店舗・寮・社宅併設型13階建てビルや「荒尾ウェルネス拠点施設(仮称)整備・運営事業」、「フェローテックホールディングス熊本工場」などが進行中。1月に完成した「阿蘇小学校屋内運動場改築工事」では下地のベニヤ板に全校生徒が将来の夢などのメッセージを書き、30〜40年後の改修時に大人になった児童たちが再び見ることができる取り組みを実施した。 
近年は女性活躍推進に力を入れており、現在も現場で3人の女性技術者が勤務している。「男性の職場」のイメージが強い建設業界の概念を変え、だれもが働きやすい環境を構築したい考えだ。 
 近藤社長は「建設業は他業種よりも女性の働き手が少ない傾向にあり、人手不足の一因ともいわれる。女性の積極雇用は持続可能な企業を創り、顧客から信用を獲得するための必須事項といえる。今後も協力企業の組織である『太樹會』と共に『選ばれる会社』になるための取り組みに邁進したい」と話している。
〒861-8035 熊本市東区御領2-28-1 TEL096(380)1231 http://www.kosin-k.co.jp
創業・設立/1964(昭和39)年6月 資本金/8,000万円 事業内容/総合建設業 従業員数/73人(1月末現在) 出先/人吉支店(球磨郡町村7営業所) 関連企業/光進商事梶A褐進会介護(有料老人ホーム大寿園)、社会福祉法人光進会(養護老人ホーム光進園、よろこび保育園、第二よろこび保育園、特別養護老人ホーム喜寿園、グループホーム光喜園、グループホーム第二光喜園)、医療法人社団光進会(光進会クリニック)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。