トップ Leaders 熊本のトップ群像 熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)
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熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)  
 丁 道夫  (ちょうみちお)

  代表理事会長
プロフィール
葦北郡芦北町出身、1955(昭和30)年9月8日生まれの69歳、八代市
の中九州短期大学を卒業後、合併前の湯浦町農業協同組合に入組、そ
の後、2015年6月あしきた農業協同組合代表理事常務、同年11月から代表理事組合長、16年3月熊本県経済農業協同組合連合会(JA熊本経済連)理事、18年6月同連合会代表監事、20年6月同連合会代表理事会長に就任。趣味はゴルフ
農業者の未来のため県産農畜産物消費拡大に東奔西走
 農業県・熊本におけるJAの経済事業を統括、持続可能な農業の実現に向け、生産基盤の拡大と県産農畜産物の販売力強化、生産・流通コストの低減を進めるJA熊本経済連。
 昨年4月には中央会・県内専門連会長と共に当時の岸田首相を訪問して県産農畜産物をPRしたほか、12月に大阪で県・JA熊本果実連と連携して青果物をトップセールスするなど、丁会長自ら東奔西走する。また、24時
間県産牛肉と豚肉を購入できる当たり付きの「肉ガチャ」をオープン、1月にはトマトやイチゴなど赤いものを食べると縁起が良いとされる「冬土用未(ふゆどようひつじ)の日」の認知度向上に向けたプロモーションな
ど、消費者に刺さる〞ユニークな企画も採用。モンドセレクション金賞を受賞した米粉100%使用「純米かすてら」の売上の一部を熊本城災害復旧支援金として寄付したほか、県産スイカを子ども食堂に寄贈するなど社
会貢献活動にも積極的だ。2024年度の販売事業取扱高は15年連続で1千億円超えを見込んでいる。
 さらに、「物流の2024年問題」に関して大消費地からの遠隔地としての問題提起、「半導体関連企業進出による代替地での営農継続支援」の要望書提出など、生産者の将来を明るいものにすべく建設的な提案・要望も
躊躇しない。
 丁会長は「県域機能の強化に向けた自己改革プランを実践していくとともに高温対策などの課題への対応が必要。グローバル化に向けて海外への輸出強化や、国際感覚を持った人材育成にも取り組む」と将来を見据える。
〒860-8528 熊本市中央区南千反畑町3-1 TEL096(328)1115 https://www.jakk.or.jp/
設立/1951(昭和26)年4月1日 出資金/40億1,669万円 事業内容/農業関係販売、購買事業 役員/代表理事会長 丁道夫(理事12人、監事4人)
職員数/232人(2月1日現在) 事業所/東京、大阪事務所、名古屋、福岡出張所ほか7事業所 関連会社/熊本くみあい運輸梶A潟Gーコープ熊本、ユーユーフーズ梶A熊本パールライス梶A熊本クミアイプロパン梶A褐F本畜産流通センター、褐F本蛋白ミール公社
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。