トップ Leaders 熊本のトップ群像 且O津野建設
Leaders 2025熊本のトップ群像

且O津野建設  
 西尾 剛人 会長 藤吉一真 社長  (にしおたけと ふじよしかずま)

  
プロフィール
西尾会長
熊本市西区河内町出身、1945(昭和20)年1月4日生まれの80歳。済々黌高校-熊本工業大学卒。「お客様の気持ちになって真面目に一所懸命取り組み、満足していただける建物をお引き渡しする」をモットーに邁進。2008年秋の褒章において黄綬褒章を受章。2000年〜08年まで(社)熊本県建設業協会建築部会(現・一般社団法人熊本県建築協会)会長。一級建築士

藤吉社長
福岡県みやま市出身、1978年4月24日生まれの46歳。熊本学園大学卒。2007年2月入社、同4月社長室長、11年11月取締役、14年11月専務取締役、16年11月代表取締役社長。一級建築施工管理技士
創業以来初となる完工高100億円を達成
 総合建設業の且O津野建設は2024年9月期決算で完工高100億円を達成した。
 「お客さまの気持ちになって真面目に一所懸命に取り組み、満足していただける建物をお引き渡しする」という理念を創業以来貫く同社。常に改善を繰り返して築いてきた確かな技術力と、整理整頓された安全な現場から創り上げられた建物は高い満足度につながり、リピートや紹介の多さが強みとなっている。近年は新事業にも挑戦しており、4月には同社を代表企業とする特別目的会社・金峰山ビレッジ鰍ノよるPFI事業として「熊本市金峰山自然の家(愛称・ヤマガラビレッジ)」が供用予定となっている。13棟からなる「コテージ型による自然体験型施設」として生まれ変わり、従来の学校の集団宿泊だけでなく家族利用や企業等の研修など幅広い用途で利用可能となる。
 県内建設業界は人手不足への対応や経営効率化が求められているが、同社では数年前から3Dモデル作成や設計・見積りまで行うシステムの実用化や、各種書類の
電子化などDXを推進。さらに、各施工段階での細やかな指導や徹底した検査によって現場責任者の施工品質を高いレベルで平準化する取り組みを継続している。
 藤吉社長は「100億円を達成できたのは長年お世話になっているお客さまをはじめ、協力会社の皆さまや社員のおかげ。三津野建設がより一層求められる企業となり、80年、100年と継続発展できるよう前進していきたい」と語る。
〒862-0910 熊本市東区健軍本町23-5 TEL096(369)1281 https://www.mitsuno.jp/
設立/1953(昭和28)年4月 資本金/1億円 事業内容/総合建設業、一級建築士事務所、設計・施工・管理 完工高/約101億3000万円(2024年9月期) 従業員数/47人 2024〜25年の主な施工実績/セブン‐イレブン、個人住宅、Curage子飼公園、小規模多機能悠優みふね・コミュニティハウス悠優みふね、富合中学校校舎増築、大輪会つばき学園1階浴室改修、デイサービス悠優みふね、メイン関係内装改装、トヨタレンタリース熊本テクノショップ、メゾン・ド・アネモネ、ブロンズ御船、川口消化器内科、メディケア癒やし長嶺、平安祭典熊本北会館ウィングホール・孝恩改修、杉村会杉村病院MRI増設に伴う改修、くまもと江津湖療育医療センター防災改修、グランドオーク九品寺、メディケア癒やし五番館長住
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。