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去オ城観光バス  
 荒木正文 会長 荒木千恵美 取締役  (あらきまさふみ あらきちえみ)

  
プロフィール
荒木会長
佐賀県神埼郡出身。1951(昭和26)年2月生まれ。1995(平成7)年7月七城観光バス設立、釜a水苑代表取締役、(社副)佐賀中部会はがくれ学園理事長。好きな言葉は「チャレンジ」。創造力を忘れることなく夢に向かってまい進している。趣味は読書、散歩

荒木取締役
福岡県出身、1952(昭和27)年7月生まれ。私立明光学園中学・高校―活水女子短期大学卒。釜a水苑取締役、(社副)佐賀中部会はがくれ学園理事。趣味は生け花、音楽鑑賞、手芸。着物着付け師範
「人に感動を提供して、人々の生活を豊かにする組織」へまい進
 今年7月に創業30周年を迎える去オ城観光バスは荒木正文会長が小型バス5台でスタート、現在、大型車16
台、中型車17台、小型車23台の合計56台を保有し、貸切バスでは県内で2番目に多い保有台数を誇っている。
 インバウンド需要などでフル回転している観光バス運行の観光部に加え、送迎部門が年々伸びている。約20年前から取り組んでいるスクールバス事業はプロポーザルによる行政からの委託で現在8校の送迎を担っているほか、結婚式場の送迎などを担っている。近年ではTSMCの熊本進出などに伴う建設関係者の通勤送迎に加え、一昨年取得した植木温泉の宿泊施設「龍泉閣」を1棟貸しの不動産として提供するなど、熊本県の半導体産業集積の一助となっている。これらの戦略は荒木裕一朗社長を中心に立案・実行し、社員一丸となって臨んでいる。
 また、同社では「安全」「健康」「地球環境保全」を三本の矢とする中期計画に取り組んでいる。バス会社として安全であることは当然として、従業員の働きがいや生きがいの追求、環境負荷軽減を主眼として改善を継続しており、熊本県SDGs登録制度の認証を受けている。荒木会長は「経営理念である『人に感動を提供して、人々の生活を豊かにする組織』を目指して、少しずつではあるが着実にまい進していく」と力強く語る。
〒861-1345 菊池市七城町小野崎956-1 TEL0968(26)4100
設立/1995(平成7)年7月 資本金/4500万円 事業内容/一般貸切旅客自動車運送業、旅行業 従業員数/83人 所有台数/大型16台(くまモンバス7台)、中型17台、小型23台 拠点/玉名営業所、荒尾営業所 関連法人/釜a水苑、(社福)佐賀中部会 はがくれ学園
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。