医療法人社団誠療会 成尾整形外科病院  
 成尾政一郎  （なるおせいいちろう）

プロフィール

熊本市出身。平成7年久留米大学医学部卒業。熊本大学大学院博士課程修了。医学博士。日本整形外科学会認定整形外科専門医、日本脊椎脊髄病学会会員。日本臨床整形外科学会病院WG委員。平成27年成尾整形外科病院理事
長に就任。平成30年-令和元年度「一般社団法人くまもと21の会」会長、令和4年度日本臨床整形外科学会病院部会幹事

4月に熊本市西区で新クリニック開業

　成尾整形外科病院は、脊椎外科のパイオニアとして開院以来、約半世紀に渡って地域に根差した医療を提供している。
　関節外科やリウマチ診療など幅広くカバーし、外来から手術、入院、看護、リハビリまで一貫体制を整えている。近年、医療提供体制の充実を図っており、昨年は入院時の内科的対応強化のため内科医を増員し、今年１月にも医師を２名増員している。新規性の高い治療法の導入も積極的で、昨年９月には変形性膝関節症に対する「末梢神経ラジオ波焼灼療法」を開始。痛みを感じる神経をラジオ波で変性させて痛みを軽減する保険適用の低侵襲治療となっている。ほかにも、椎間板ヘルニアに対する「椎間板内酵素注入療法」、椎体圧迫骨折に対する「経皮的椎体形成術」など、低侵襲の治療を県内でもいち早く導入し、早期社会復帰の助けとなっている。
　今年４月には熊本市西区に「熊本そけいヘルニア・整形外科クリニック」を開院予定で、熊本市西部における整形外科診療に貢献するほか、検査設備を持つ成尾整形外科病院と連携しながら鼠径（そけい）ヘルニアに特化した医療を提供していく。
　成尾政一郎理事長は「さらに地域との連携を深め、在宅医療や予防医療にも力を入れていきたい。職員一人ひとりがプロフェッショナルとしての意識を高め、チーム医療の質を向上させることで皆さまから信頼される病院を目指す」と話している。

設立/1977（昭和52）年１月　診療科目/整形外科、リハビリテーション科、リウマチ科、内科、外科、麻酔科（中野伸彦）　病床数/103床（一般病棟49床、地域包括ケア病棟54床）　職員数/190人