Leaders 2025熊本のトップ群像

潟ネザワ  
 柴田 賢示  (しばた けんじ)

  社長
プロフィール
福岡市出身、1964(昭和39)年生まれ、60歳。西南学院高校‐早稲田大学商学部卒。87年東京都の商業施設企画会社、89年HOYA情報システム勤務を経て、2001年4月ヨネザワグル―プの社会福祉法人に事務長として入職。16年8月潟ネザワ専務取締役、24年4月代表取締役社長就任
「眼鏡作製技能士」による安全安心なメガネを
 「創業50周年を昨年迎え、次の50年に向けて創業者の思いを次世代に継承していきたい」と話すのは昨年4月に就任した潟ネザワの柴田賢示社長。
 「歴史を大切にしながらも、現状維持ではなく、時代に合わせて変化することも大切。常に発展し続ける企業を目指したい」と意欲を見せ、「人的資源戦略」と「情報資源戦略」の二本柱を柴田社長は掲げる。人的資源戦略では国家検定資格「眼鏡作製技能士」の育成と認知度向上に努めている。同技能士が現在243人在籍する同社。予約制で眼鏡作製技能士を指定できる新たなサービスを開始
し、全店舗で専門家が個々に適した医療機器としてのメガネ選びをサポートしくれる。補聴器も同様に、認定補聴器技能者が在籍する認定店として地域密着型で信頼される店舗運営を徹底する。また、こうした資格取得を入社後に支援し、成長したい従業員が自分自身でチャレンジできる環境整備にも力を入れている。「今後も従業員エンゲージメントを高めていきたい」と柴田社長は考える。
 情報資源戦略ではDX化を推進。業務効率化に加え、新たな価値を生み出し、高めていくためにも、経営の意思決定や、営業戦略、マネジメントの分野でDX化を強化していく。社内では既にATやDXの導入をリードしていく実務に精通した人材の育成にも取り組んでいる。
 柴田社長は「専門店としてお客さまの視力を護り、業界の活性化にも貢献していきたい」と先を見据える。
〒862-0950 熊本市中央区水前寺6丁目1-38
TEL096-381-6606 https://www.yonezawa-web.co.jp
創業/1974(昭和49)年2月 設立/1974年5月 資本金/9064万円 事業内容/メガネ、コンタクトレンズ、補聴器、福祉機器、光学機器、その他関連商品等の販売 売上高/136億円 従業員数/約1,000人 店舗数/220店舗(九州各県・山口県・宮城県) 関連会社/ドゥ.ヨネザワなど
※この記事内容はくまもと経済3月号(2025年2月28日発行分)の掲載内容です。