�潟激Cメイ藤井  
 藤井章生  （ふじい　あきお）

プロフィール

熊本市出身、1966年5月30日生まれの58歳。熊本高校―早稲田大学商学部卒。旧日本長期信用銀行、西日本リース興発�葛ﾎ務を経て、2001年に�潟激Cメイ藤井入社、04年専
務、06年9月に社長就任。趣味は音楽鑑賞

創業135年、「新しい夜明け」の精神今日へ

　一昨年４月の完成からやがて２年を迎える熊本新本店。コンセプトは「知的生産の森＝ＧＲＩＰ（グリップ）」。全館がオフィス周辺のＤＸ化を提案するライブショールームとしての機能を持つ。大分、福岡、熊本、鹿児島に続いて、今年６月には宮崎支店がオープンする。「ビジネスソリューションの体験型提案だけでなく新卒採用などのリクルート効果も高い」と投資効果も
感じている。　事業環境としては、紙卸、文具卸が原価高などにより伸び悩むものの、福
岡の都心部再開発、熊本の半導体関連企業進出などによりビジネスチャンスが年々拡大しており、特にビジネスソリューション事業の伸長が期待できるという。文具メーカーとしては円安を逆手にとり、輸出で北米地域を視野に販売を強化、「米国で通用すれば欧州なども可能性が広がる」と世界市場での展開も睨む。
　昨年７月に策定した新中期経営計画「ＮＥＷ ＤＡＷＮ（ニュー・ドーン）２０２５」は��新しい夜明け〞を意味する。前中期経営計画「リ・モデル２０２０」下から進めている新しいロゴのさらなる浸透を図る。
　１８９０年の創業から今年で１３５年目を迎える。「気持ちも新たに、当社が関わった全ての人に対して、黎明、すなわち夜明けを、言い換えれば新しい気づきのきっかけを提供し続けたい」との思いを込めている。