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不二高圧コンクリート  
 岸川 健太郎  (きしかわ けんたろう)

  社長
プロフィール
熊本市子飼本町出身、1959(昭和34)年12月20日生まれ、48歳。東洋大学経営学部卒。82年住友セメント梶i現住友大阪セメント梶j入社、85年4不二高圧コンクリート鞄社、90年常務を経て98年11月に社長就任。趣味はスキー、ゴルフ、テニスなど。
「本物の物づくりに真心をこめて人と美しい自然を愛します」
 弊社は昭和40年9月熊本市野田町にて創業以来、熊本を中心とした九州一円の様々なインフラ整備に責献させて頂いております。
 創業時は電電公社様向けの商品をメインに製造・販売させて頂きました。その後、情報ネットワーク社会には欠かせない電線類地中化商品(FK式ハンドホール、NTTマンホール、C・C・Box、大型特殊推進マンホールなど)、人に優しい道づくりを目指した交通安全商品(セーフティロード、ロードエル、張出車道)や河川の自然環境の保全と回復をターゲットとした草が生えるP・E・C(ポーラス・エコロジカル・コンクリート)商品など、住民の方々が住み良い社会環境づくりをメインテーマにインフラ整備のお手伝いをさせて頂いております。
 数年前より環境リサイクル事業部を中心として、県産業技術センター様のご指導の下、産学官連携で「多機能素材研究会」を発足し様々なプロジェクトを推進中でございます。従来は産業廃棄物(間伐材・貝殻・セラミック等)をリサイクル材として有効活用したERBを商品化させました。この商品は中小河川の環境改善を対象にした「水質浄化システム」として、循環型社会づくりを目標に試験・研究を実施し、多くのノウハウを蓄積しております。水質が悪化した河川を小魚などが生息出来る綺麗な川に蘇らせたいと願っております。
 また、磯焼けしてしまった海の再生を目指して、ハイブリッド型の藻漁礁の開発にチャレンジしております。弊社、ポーラスコンクリートの製造技術と流体安定構造技術をミックスさせました。特徴は基盤部材をターゲットとなる海草や魚類・貝類に応じて、柔軟に入れ替えが可能とした多機能性を高めたブロックです。平成18年度の熊本県ものづくり・UD新事業創出支援事業に選ばれ、県の新事業支援調達制度認定商品にもなっております。
 今後も品質・環境目標である「本物の物づくりに真心をこめて 人と美しい自然を愛します」をスローガンに、社会的存在価値のある企業を目指して参ります。
〒861−4114 熊本市野田1−4−72 TEL096(358)8585  FAX096(358)6013 http://www.fuji-dream.co.jp
設立・創業/1965年9月 資本金/6,500万円 事業内容/コンクリート二次製品の製造販売 売上高/22億円 従業員数/63人 出先/小川事業所(宇城市小川町東小川650)、福岡営業所(福岡市博多区)関連会社/潟tジックス、潟Tンテ・ファミール
※この記事内容はくまもと経済3月号(2008年2月29日発行分)の掲載内容です。