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Leaders 2008熊本のトップ群像

司法書士法人リーガルシップ  
 松下 勝司  (まつした かつじ)

  代表社員
前列中央が松下勝司・代表社員(司法書士)
前列中央が松下勝司・代表社員(司法書士)
プロフィール
上天草市龍ヶ岳町出身。1962(昭和37)年2月生まれの46歳。明治大学卒業後、熊本相互銀行に勤務。1989年に司法書士資格を取得し、1991年に司法書士事務所を開設。2003年に県内初となる司法書士法人を設立した。熊本県司法書士会副会長を務めている。趣味は温泉めぐり。
ADR(裁判外紛争解決手続)の幅広い活用を推進
 県内初の司法書士法人として、03年に設立した司法書士法人リーガルシップ。司法書士4人と職員10人を抱える県内トップクラスの司法書士事務所に成長した。業務内容は法人・不動産登記、債務整理手続、取引契約書作成、遺言・相続手続など。松下勝司代表社員(司法書士)は「事業承継やコンプライアンス支援など、中小企業の法務部門としての役割も果たしていきたい」と意気込みを話す。
 近年司法書士の業務範囲として、簡易裁判所における訴額140万円以下の訴訟代理権が認められた。司法書士は市民に身近な法律家として、取引契約違反や賃金未払い問題など、比較的少額で日常的な紛争解決支援者としての役割が期待されている。
 また、裁判以外の手段による紛争解決方法であるADR(裁判外紛争解決手続)が今年本格稼動する。ADRとは、第三者が調停役として紛争当事者間に入り和解に関与する裁判以外の方法による紛争解決方法。安価・迅速かつ、合意による創造的な解決方法として、幅広い利用が期待されている。司法書士には今後、豊富な法律知識と紛争解決経験を生かした、メディエーター(調停役)としての役割が求められる。
 松下代表社員は「企業法務の専門家としての役割を担いつつ、簡裁訴訟代理やADRなど、日常的な紛争解決の専門家として活躍の場を広げていきたい」と話している。
〒860−0834 熊本市江越1丁目27−7 TEL096(351)4488 FAX096(351)2258
【宇土事務所】〒869−0407 宇土市松原町23−TEL0964(46)5020 FAX0964(46)5021 http://www.legalship.com/
業務内容/法人・不動産登記、債務整理手続、成年後見手続、遺言・相続手続、取引契約書作成、簡裁訴訟代理 職員数/14人(有資格者4人)有資格者・司法書士/松下勝司、村上博昭、寺本公昭、北田晋哉
※この記事内容はくまもと経済3月号(2008年2月29日発行分)の掲載内容です。