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Leaders 2009熊本のトップ群像

九州産業交通ホールディングス  
 矢田 素史  (やだ もとし)

  社長
プロフィール
広島県福山市出身、1961(昭和36)年7月25日生まれ、47歳。防衛大学校卒、84(昭和59)年4月陸上自衛隊入隊。93(平成5)年轄Hイチ・アイ・エス入社、98(平成10)年5月関東宮業本部次長、00(平成12)年5月社長室長、01(平成13)年9月人事部長、04(平成16)年11月管理部長、05(平成17)年10月九州産業交通褐レ問、同年11月25日付けで社長就任。座右の銘は「人事を尽くして天命を待つ」「等身大の我であれ」。
逆風をチャンスに変える経営を
 「増収はほば確実、増益も射程内に入っている」と逆風下の決算としては上々の記録となりそうだ。要因は昨年夏の原油高騰。全社上げての「非常事態宣言」で高速バス並びに路線・貸切バスにはデジタルタコメーターを備えるなどコスト削減を徹底した。ガソリン高騰を受け自家用車からバスに流れたことも大きい。主力の路線バス、高速バスなどは前年を上回った。熊本交通センターホテルも熊本城築城400年祭の影響で過去最高の宿泊客数を記録した。「昭和47年以降下降線のバス事業も、取り組み次第では増収基調になる」と高齢化や新幹線の2次アクセスなどの環境変化を正確に読み再編すれば、実体的な市場原理のバス網が形成できるという。一方、貸切バス、ロープウェイ、フェリーは韓国などからのインバウンド大幅減で苦戦中。
 観光事業では、社長を社内公募するなど、抜擢人事を実施した。円高基調で「海外旅行を伸ばすチャンス」と親会社のHISとの連携などで「週末のアジア、連休の欧州」と商品ラインナップの充実を図る。国内旅行でも観光立県熊本の最大の民間事業者として「上質な熊本の文化・歴史などの商品開発」などで熊本の観光シーンを盛り上げていく覚悟だ。
 ランドマーク事業では、「熊本交通センター一帯の再開発は、実施していく方針に変わりはない」と景気回復のタイミングを見計らっている最中。外部コンサルの市場調査でも住宅・商業利用の可能性に高い評価を受けているという。
 「逆風をチャンスにしたい」と向かい風を利用しながら進むヨットのごとき経営をイメージする。
〒860-0805熊本市桜町3-10 TEL096-325-8229 http://www.kyusanko.co.jp/
設立/1942(昭和17)年8月 ※2006年4月1日から九州産業交通ホールディングス鰍フ持ち株会社の下、九州産交バス:旅客自動車運送事業、九州産交ツーリズム:旅行業、ホテル事業、航空代理店業、ロープウェー事業、九州産交ランドマーク:ターミナル事業、商業施設賃貸業、駐車場事業、レストラン・売店事業の3社に分割 資本金/10億6500万円 事業内容/グループ会社の事業活動の管理・支援 売上高223億円(2008年3月期グループ連結) 従業員数/1,570人(グループ全体)
※この記事内容はくまもと経済3月号(2009年2月28日発行分)の掲載内容です。