Leaders 2009熊本のトップ群像

崇城大学  
 中山 峰男  (なかやま みねお)

  学長
プロフィール
47年9月22日生まれの61歳。済々黌高校−熊本大学工学部卒。趣味はゴルフ。71年積水化学工業入社。80年3月に君が洲学園に入り、89年法人課長、93年熊本工業大学附属情報技術専門学校校長(現崇城大学専門学校)、97年法人局長、03年(学)君が淵学園理事に就任。03年12月1日(学)君が淵学園理事長、崇城大学学長、(学)文徳学園理事長就任
地域社会とともに発展する大学を目指す
 「学歴をつくるという大学の役割は終わった」と、今年創立60周年という大きな節目を迎えこれからの大学のあり方について語る崇城入学の中山峰男学長。
 「60年前、同大学の前身である「電気・電波学校」は、「これからは電気の時代、電気技術者育成が急務との先代の中山学長の強い思いと、戦後復興という時代の求めに応じて誕生しました。60年前と大きく変化した今日の日本社会で、大学とは何なのか、新たな存在意義を見出す時期に来ていると思います」。
 少子化による入学者数の減少、それにより、多くの私立大学が募集定員割れするなど、大学運営もかつてない厳しい局面を迎えている。そうした中、同大学では、「コア技術の創造」、「マスプロ教育からの脱却」、「学生の起業化支援」などを掲げ、技術系大学として、社会とより密接にリンクした「地域のシンクタンク」としての役割を担う大学を目指す。
 「まず優秀な研究者を招き、応用範囲の広いコア技術の研究に力を注ぎたい。そうした先端技術、中でもIT関連の技術は若い頭脳がその力を存分に発揮できる分野でもあることから、その技術的知識を生かした学生の起業化支援に、大学も積極的に取り組みたい」。学生の起業化は、研究、技術向上の強い動機付けを与えることから、学生のレベル向上を促す。活発な研究開発がさらに優秀な人材を惹きつけ、その研究成果に産業界からモノと資金が集まるといった循環を産み出す。
 地域経済発展の担い手として、その存在感を増しつつある崇城大学。中山学長が目指す新しい大学の姿が、次第にその輪郭を現し始めている。
〒860−0082 熊本市池田4丁目22−1 TEL096(326)3111(代表)
設立/昭和24年4月電気・電波学校創立、昭和42年熊本工業大学設立 学部構成/工学部5学科、情報学部1学科、生物生命学部2学科、芸術学部2学科、薬学部1学科 大学院工学研究科博士後期課程6専攻、修士課程7専攻 大学院芸術学研究科博士後期課程1専攻、修士課程2専攻 学生数/3,688人 関連機関/機能物質解析センター、エネルギーエレクトロニクス研究所、フードサイエンス研究所、応用微生物研究所、衝撃先端技術研究センター、崇城大学専門学校
※この記事内容はくまもと経済3月号(2009年2月28日発行分)の掲載内容です。