Leaders 2009熊本のトップ群像

椛蛹  
 山口 徳洋  (やまぐち とくひろ)

  社長
プロフィール
熊本市内坪井町出身。1950(昭和25)年1月30日生まれの59歳。血液型O型。立教大学法学部卒。85(昭和60)年社長就任。(社)日遊協相談役。趣味は旅行(イタリアなど)、読書、ワイン。座右の銘は「懸命不動」(揺るぎない信念を持って事にあたれば何事も成就するという意)
淘汰の時代、社会に受け入れられる業界に
 パチンコ人口の減少、全国チェーン企業の進出によるオーバーストアー、さらに法規制による人気パチスロ機の完全撤去、そして超逆風の経済環境、遊技業界も熾烈な競争環境にさらされている。ピーク時、全国で18000店舗あった遊技場も現在では12000店舗程度まで減少した。だが、現状では法規制緩和の動きも全く見られないという。「しばらくは耐え忍ぶしかないですね」としながらも、今期は減収となるものの増益を記録しそうだ。要因については「昨年から導入した低価営業の1円パチンコにより集客がアップし、稼働率がよくなったため」としているが、不透明な業界の先行きには「静観する」構えだ。
 資金需要の旺盛な業界の中で、借入金比率も5%台と超健全経営を維持している。2年後には完済する計画で完全な無借金経営になる見通しだ。大半の店舗で地域一番店の座を獲得してきたことが高収益企業としての好循環システムを支えてきた。
 一方では「業界としてもカジノ法案の行方には注目している」と日本でカジノを合法化する動きについては「パチンコ法」との整合性も難しく、先行きは極めて不透明な様相になってきているという。「業界は本当の意味で淘汰の時代に突入した。社会に受け入れられる業界にならなければ明日はない」と、変わるためには“健全性”と“国民的レジャー産業”であるという自覚が必要だという。
〒860−0808 熊本市手取本町4−1 TEL096(354)0611 http://www.taigeki.co.jp
創業/1945(昭和20)年4月 設立/1983(昭和58)年11月 資本金/1000万円 事業内容/遊技場経営 従業員数/400人 店舗/通町本店、大津店、山鹿店、嘉島店、UNO店(大津)、八代店、天草店、長嶺店、人吉店、浜線店
※この記事内容はくまもと経済3月号(2009年2月28日発行分)の掲載内容です。