��西日本メディカル  
 辻　正治  （つじ　まさはる）

プロフィール

熊本市出身、1969（昭和44）年9月25日生まれの39歳。辻詔一郎会長の長男。熊本商科大学付属高校−熊本電子ビジネス専門学級情報処理科卒。90年三洋電機�鞄�社、主に商品の企画・開発を担当する。�叶ｼ日本メディカルの創立20周年に当たる97年に企画室長として入社。06年8月に社長就任。趣味はスポーツ全般。「義理を欠かない。人情を忘れない」が生活信条であり、仕事のスタンスでもある。

現場主義を貫き、顧客二−ズヘきめ細かな対応を

　今年４月は、介護関係の改正と診療所のオンライン請求の推進期間がスタートする。「こうした時期こそ、私ども全社を挙げて、サポート体制を採っていく」と語る辻社長。お客様にストレスを感じさせない迅速な対応が、多くの顧客に支持されている理由の一つだ。レセプト（診療報酬請求用）コンピュータ専門会社で、電子カルテの運用実績が永年県内トップを誇るのもうなずける。県経済は低迷しているが、同社では、この時期をチャンスと捉え営業スタッフを３人増員した。あわせてサポート部門の人員も増加するなど社内体制の強化を進めている。
　医療機関を取り巻く経営環境は大きく変化し、厳しさも増している。「医療機関も受診者から選択される時代に入っている。レセプト電算化や電子カルテ導入など、当社がお役に立てる環境が広がってきている」と、時代の変化に応じたサービスを心掛ける。
　辻社長は、「就任して約２年が経つが基本は現場主義。私自身がお客様の声を直接うかがう機会を増やしている」と精力的に出向いていく。「ドクター様や調剤薬局経営者様などにお目にかかって直接聴く話は大変勉強になる」と顧客の意見や要望を社内にフィードバックして、お客様第一主義を貫くサービスの向上に生かしている。
　「皆様のお役に立つ企業、地域に貢献できる会社を目指している。スタッフともに常にお客様のそばにいて、頼りにされる存在でありたい」と持ち前のスピードと行動力で、時代を切り開いていく。