大成経営コンサルティンググループ  
 石本義弘  （いしもと　よしひろ）

プロフィール

八代市出身、1960（昭和35）年5月18日生まれの50歳。熊本商科大学卒業。税理士事務所勤務を経て1993（平成5）年に独立、熊本、八代に事務所を構えた。趣味は読書、旅行。座右の銘は「出逢い」。「多くの出逢いがあって今の自分がある」と語る。熊本県経営コンサルティング協議会の副会長も兼ねる

経営者のための『ワンストップサービス』で、企業成長を支援

　関西エリア強化のため、昨年10月大阪市内に事務所を開設した。石本会長は、「九州新幹線全線開業は、県外企業の熊本進出もあるが、われわれも外へ打って出るチャンス。関西エリアは、首都圏と同じように電車で１時間半圏内と考えれば、関西、中部圏まで含めた３４００万人の大商圏になる」と一気に攻勢をかける。
　高齢化が進み、介護事業への関心が高まっている。異業種からの新規参入も増えているが、ノウハウを持たない企業も多い。顧客ニーズに答えるため事業領域を拡大してきた同グループでは、全国３５０カ所の介護事業所｢茶話本舗｣を展開している�鞄�本介護福祉グループと提携し、フランチャイズ事業の支援を始めた。「介護事業は、雇用の創出や地域活性化が期待されている事業。私どもでは、用地や物件の選定から、法人設立、財務面までと幅広く支えていく」とグループを挙げて取り組んでいる。昨年７月、熊本市坪井のデイサービス開設を皮切りに、夏までに10施設近くの事業所開設を見込む。
　「経営者のための『ワンストップサービス』を目指している。『ハブ機能』を持ち、これまでの東京や海外市場に加え関西エリアから人、モノ、カネ、プラス情報を地元熊本にフィードバックすることで、熊本の企業成長の手伝いが出来る。変化に対応できるスピード感のある効率的な企業経営をサポートしていく」と企業成長の戦略を描いていく。