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 野田　正昭  （のだ　まさあき）

プロフィール

大分県大分市出身、1952年(昭和27年)2月9日生まれの60歳。福岡大学工学部電子工学科卒。74年、日本電気�鞄�社。03年通信業システム開発事業部長、06年第二OMCS事業部長、O7年官庁･公共･金融･ソリューションBU　OMCS事業本部支配人。08年４月�階IS顧問、同年6月に専務取締役就任。09年6月代表取締役就任。趣味はゴルフ、音楽鑑賞、旅行

クラウドでソリューション開発　新たなワークスタイルの実現に期待

　「円高やタイの洪水などの影響からか、主力である製造業での受注が振るわなかった反面、流通（飲料系）や、数年前から力を入れ始めた通信分野が、このところのスマートフォンの急激な伸びに助けられ好調になってきている」と今年度の事業の推移を振り返る�鰍jＩＳの野田正昭社長。製造業、公共・自治体に加え、医療、流通、通信分野と幅広い取引先を持つ同社では、それぞれの顧客向けソリューション開発のベースに、今後グラウトシステムを活用した商品開発に力をいれていくという。
　「自治体が運営する図書館の蔵書検索、貸出状況の閲覧、貸出予約などの利用サービスにグラウトを取り入れました。ネット環境とパソコンがあれば、いつでもどこからでも図書館が提供するサービスを受けることが可能です。加えて管理者の管理業務の負担軽減も図れました」。今後民間でのグラウト需要の掘り起こしとして同社が力をいれているのがグループウェアソフトだ。既に同社ではグループウェア商品「ＢｅＭａｔ」を開発。社員一人ひとりの出退勤、日々のスケジュール、伝達事項の回覧、メール、施設予約など、企業で日常的に必要とする管理業務の合理化に大きく貢献できる機能を持つ。「社内のＩＴ化が進めば、今後会社組織の在り方も大きく変わっていくことが予想されます。発達した通信、ＩＴインフラを活用することで、時間や場所に縛られないワークスタイルが生まれるのも遠くないでしょう」。