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ジェイアンドジェイ  
 松山 勝幸  (まつやま かつゆき)

  社長
プロフィール
熊本市水前寺出身。1944(昭和19)年9月29日生まれ67歳。熊本商業高校卒。大阪の民間企業勤務の後、69年且屋入社。52年から日南、柳川、八女、中津、行橋の各店長を経て、55年レストラン事業部長、57年グルッペ取締役。91年の潟Wェイアンドジェイ設立と同時に代表取締役専務、96年11月代表取締役社長に就任。趣味は釣り、読書。
熊本の“うまかもん”を全国のお客様に
 熊本県内をはじめ、九州および山口、広島各県に「十徳や」「寿里庵」「さかな市場」「とっぺん」など80店舗を展開する居酒屋チェーンの潟Wェイアンドジェイ。同社では、地元で採れた新鮮な魚や農産物など九州各地の郷土の新鮮な食材を使った店づくりに力を入れる。また、「地元でできた安心で安全な食材を提供したい」との思いから、7年前から菊池市の農家の協力で毎年、米づくりにも取り組み、同社各店でも提供。農業生産法人JJファームを立ち上げ、食と農の連携にも積極的に取り組んでいる。鮮魚においては、同社が展開する居酒屋「さかな市場」で毎週、本渡・松島漁協から活魚と鮮魚を仕入れ、熊本市内の店舗で提供。熊本・天草の新鮮な旬の活魚と地魚を味わえる店として、地元客はもちろん、九州新幹線の全線開通などで増加する県外客にも好評だ。
 今年度の目玉では3月8日、さかな市場熊本総本店と、居酒屋「十徳や」の安政町店、新市街店の3店舗を地元の新鮮な地魚を味わえる「天草活魚の店」としてリニューアルオープン。3月下旬には八代店のリニューアルを予定し、郷土の新鮮な魚を味わえる店づくりに磨きをかける。
 「地元に根ざし、郷土の食材を使った味、料理を提供し、地域の方々のさまざまなニーズに応える店づくりに邁進したい」と語る松山社長。季節の素材を生かした料理や地域限定メニューなどにも力を入れ、地域密着の店舗展開を実現し、顧客満足度の向上を図る。
〒860-0047 熊本市春日7丁目19-34 TEL096-323-4585 http://www.jandj-food.co.jp/
設立/1991(平成3)年12月 資本金/4億8300万円 事業内容/「居酒屋」「十徳や」「寿里庵」「さかな市場」「とっぺん」「徳や十兵衛」「情熱酒場」のチェーン展開 売上高/66億1800万円(23年2月期決算) 従業員数/190人 店舗/十徳や、寿里庵、さかな市場、徳や十兵衛、とっぺん、全80店舗 関連会社/開Jファーム
※この記事内容はくまもと経済3月号(2012年2月29日発行分)の掲載内容です。