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Leaders 2012熊本のトップ群像

FBグループ藤本物産  
 藤本 泰弘  (ふじもと やすひろ)

  専務
プロフィール
1975(昭和50)年8月13日生まれ、36歳。熊本市出身。藤本豪会長の長男。98年九州東海大学卒業後同社入社。04年営業三課(野菜部)課長、06年果実部次長、07年同部長、08年常務、09年専務。
産地活性を理念に「肥の国彩菜」ブランド販売のサイトを開設
 グループ4社で青果物の生産から加工・販売までを可能にする体制を整え、新鮮な青果を全国に届けるFBグループ。その強みを生かした新たな取り組みが4月からスタートする予定だ。
 カット野菜工場の「フレッシュセンター」などを運営する潟tレッシュ工房は、FBグループが持つネットワーク網や生産網を活用し、熊本を中心に九州一円の旬の青果物を「肥の国彩菜(ひのくにさいさい)」ブランドとして通信販売する準備に取り掛かっている。サイト内では1年を通して豊富な野菜と果物が揃う。“産地力”を生かす場、「食と健康」の観点で青果を知る場、作り手と食べる人を繋ぐ・共に考える場の創生を目指している。
 藤本専務は「忙しくて時間がない方にご利用いただくのはもちろんのこと、幅広い種類の野菜や果物を知り、食べて頂く機会の提供、多様化した悩みを抱える“買い物環境”の改善になればと考えています」とそのコンセプトを説明する。「WEBショップ」×「リアルショップ」の相乗効果を探るアンテナショップであり、青果関連の産業全般、そして“産地くまもと”はもとより、多くの人に改めて農産物に目を向けてもらうことで、一次産業の活性につなげていければという狙いが隠されている。「生産現場には価格や規格などの制約で流通には乗らないが優れた農産物もたくさんあります。そうした“隠れた宝物”を消費者に紹介していくこともできる」とその可能性を示す。青果物のリーディングカンパニーとして、生産者と消費者を結びつける仕組みづくりに真剣に取り組む。
〒860-0058 熊本市田崎町414-12 TEL096-354-1335 http://www.fjmt.co.jp
創業/1948年6月 設立/1962年12月 資本金/3600万円 売上高/135億2000万円(2011年3月期グループ合計) 従業員/320人(グループ合計) 事業内容/青果物の中卸及び直営販売、生産地より直接仕入れ・販売、輸入青果物の卸、バナナの着色加工下ライフルーツ類の卸、青果物の加工業務直営店/熊本交通センター、サンリブくまなん店、県民百貨店、マルショク薄場、マルショク芦北、サンリブ子飼、サンタブ清水、マルショク泗水、サンリブ武蔵ヶ丘、マルショク人吉、マルショク御船、熊本生鮮市場みずき台 支店/九州中央支店 グループ会社/肝レッシュダイレクト 潟tレッシュ工房 潟Pイ・エフ物流
※この記事内容はくまもと経済3月号(2012年2月29日発行分)の掲載内容です。