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総事業費10億円をかけ南大門を再建
 蓮華院誕生寺 2011年に完成予定

蓮華院誕生寺(玉名市築地、川原英照貫主)は12月15日、総事業費10億円をかけ南大門の再建に着手した。2011(平成23)年4月23日に完成予定。
同院が鎌倉時代(約800年前)に建立された際、南大門が実在したという文献記録を元に再建するもの。敷地面積は200u、木造、重層(2階建て)の門で、高さが13m、横幅が20m、奥行きが10m。門の四方に高さ4mの四天王像(持国天、増長天、広目天、多聞天)を配置するのが最大の特徴で、力士の横綱朝青龍関、横綱白鵬関が像のモデルとなっている。京都市の白門造佛所(今村九十九仏師)が像の彫刻や彩色などを行う。門の材料には、白アリと湿気に強い青森ヒバという木を使用し、木と木を組み込む日本の伝統的な工法を用いる。また、くぎには古代の製鉄技術「たたら製鉄」により製作する和くぎを用いる。
同院では「日本の伝統を重んじ、材料や工法などすべてにおいてこだわっている。日本最大級の四天王像となるので、多くの方の目に触れてほしい。将来国宝となるような文化財を造るという気概を持ち再建に取り組む」と話している。 (中嶋智)

週刊経済:2010年1月5日発行 No.1555

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