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サービスエリア事業撤退に伴い減収減益に  
 ニュースカイホテル 来期は増益目指す

潟jュースカイホテル(=熊本全日空ホテルニュースカイ、熊本市東阿弥陀寺町、櫻井孝一社長)の2010年3月期業績は、売上高が前期比15・5%減の31億800万円、経常利益は78・2%減の3千万円となった。
ブライダル事業などは好調だったものの、9月末に北熊本サービスエリア事業から撤退したことで減収となった。サービスエリア事業撤退に伴い特別損失を計上したため、当期純損益は1500万円の赤字となっている。部門別では、宿泊は前期比10・5%減。インターネット販売の強化で個人宿泊客は増加した一方、団体宿泊客や外国人宿泊客が減少した。宴会部門は7・2%減。ブライダルは上期が好調で、下期は競合の大型婚礼場開業の影響でやや数字を落としたものの、全体では組数・売り上げともに前年実績をクリアしている。一般宴会は不況や新型インフルエンザなどの影響でイベントが減少したことなどで苦戦したという。館内レストラン部門は0・6%減。レストランウエディングなど、宴会貸し切り利用の促進などでほぼ前年並みを確保した。サービスエリア部門は39・5%減。高速道路料金割り引きに伴い客数が増加したが、9月末の事業撤退で前年の6割の売り上げに留まった。
2011年3月期業績について、同社では「韓国などの外国人観光客のインバウンドに動きが出てきて、宿泊部門が回復の兆しを見せている。前年比5〜6%増を目指したい。一般宴会も5〜6%増、ブライダルは今期並みを確保し、撤退したサービスエリア事業を除く全体の売り上げは3%程度の増収を目指す。経常利益は4千万〜5千万円まで増やしたい」と話している。 (佐藤奈)

週刊経済:2010年6月8日発行 No.1576

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