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キャスク・キャニスター製造工場増設が近く完了
 日立造船有明工場 総工費は約10億円

日立造船梶i大阪市住之江区、古川実社長)が長洲町有明の有明工場(澤田賢司工場長)内で、3月から着手していた使用済み核燃料貯蔵・輸送容器(キャスク・キャニスター)製造工場の増設工事が近く完了する。総工費は約10億円。
二酸化炭素を排出しない原子力発電に対する期待の高まりから使用済み核燃料の中間貯蔵施設用輸送用容器・キャスク・キャニスターの需要を見込み、同工場の増設に取り組んでいたもの。増設工事により、全長を80メートル(幅23メートル)から200メートルに拡張、工場面積は1900uから5080uとなる。また環境面に配慮して拡張部分の屋根にはソーラーパネルを設置、工場で使用する電力の一部として使用する。キャスク・キャニスター工場の現在の売上高は約33億円で、2013(平成25)年までに売り上げ100億円を目指す。新工場の稼動は8月中旬、ソーラーパネルは12月の稼動開始を予定している。
澤田有明工場長は「キャスク・キャニスターは米国をはじめとする海外や国内でも今後需要が伸びてくる。予想される世界的な市場規模の成長とともに売り上げとシェアを高めていきたい」と話している。 (宮ア)
週刊経済:2010年7月13日発行 No.1581

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