２０１０年３月期決算は２年ぶりに黒字転換
　県畜連　人件費削減などにより

熊本県畜産農業協同組合連合会（熊本市桜木６丁目、穴見盛雄会長）の２０１０年３月期決算は、売上高が前期比４・８％減の１５０億５３００万円、経常損益は人件費などの削減で１５９万円の黒字（前期は１７００万円の赤字）、純損益は８５万円（同１３００万円の赤字）だった。減収は４年連続、経常黒字は２年ぶり。
部門別では、販売事業が２・５％減の１２２億７００万円。うち最も多い家畜市場販売高は１・２％減の９５億１３００万円、続く肉牛販売高も６・７％減の２４億７４００万円。購買事業は高騰していた飼料価格の低下などで１３・３％減の２５億７４００万円だった。
同会は「今年４月に発生した口蹄疫（こうていえき）問題に伴う市場閉鎖などの影響を危惧している。現在、建て替えを行っている菊池市七城町の熊本畜産流通センターの衛生管理体制強化を武器に販売をてこ入れしていきたい」と話している。 （東）