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60億円かけ熊本工場を増設
 日本合成化学工業 液晶用部品素材の生産増強

大阪市の化学品製造・日本合成化学工業梶i小笠原憲一社長)は10月、生産技術本部熊本工場(宇土市築籠町)内の液晶ディスプレー用部品素材の生産設備増設工事に着手する。総投資額は60億円。2011年秋に完成し、試運転を経て2012年1月に出荷を開始する予定。7月6日に宇土市と立地協定を結んだ。
同社では、液晶ディスプレーの主要部材・偏光フィルムの素材となる光学用ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムの製造拠点を熊本工場内に有しており、需要増に対応し設備を増設するもの。建屋を建築面積8千uから1万4800uに広げ、生産能力は3千万uから4500万uに増強する。従業員は10人程度を新規雇用する計画。
同社では「液晶ディスプレーについてはリーマンショックの影響が限定的で、需要はV字回復を果たしている。早期に主要部材であるPVOHフィルムの生産体制を増強し、日本・韓国・台湾を中心に世界へ安定供給していきたい。今後の市場動向次第だが、熊本工場でのさらなる生産増強も考えられる」と話している。
同社は1927年3月設立。資本金は179億8900万円、従業員は約1009人。機能性樹脂およびフィルム、情報電子材料、医薬原薬・中間体、ファインケミカル製品、工業薬品などを製造販売している。PVOHフィルムは大垣工場(岐阜県大垣市)でも年間2500万uを生産している。
熊本工場は1939年に開設。従業員数は197人。2008年に生産能力年間1500万uのPVOHフィルム生産工場を建設、09年に設備を増設し生産能力を倍増させている。 (佐藤奈)
週刊経済:2010年7月13日発行 No.1581

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