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4月からがん患者のリハビリテーションを開設
 鶴田病院 回復を早め、QOL向上   

医療法人社団 鶴友会 鶴田病院(熊本市保田窪本町、鶴田克明理事長・総院長)は、がん患者の早期の社会復帰やQOL(生活の質)を高めることを目的に、4月からがん患者のリハビリテーションを開始する。
同院は、来年4月のオープンを目指し、同地で病院を建て替える予定で、新病院開業と同時に緩和ケア病棟(20床)を設置する。それに先立ち、がん医療の質的向上に貢献することを目的に、がん患者のリハビリ施設を開設するもの。医療現場では、がんの直接的影響や手術、化学療法、放射線治療などで身体障害を有する症例に対し、障害の軽減、運動機能低下や生活機能低下の予防・改善、介護予防を目的としたがん患者のリハビリの必要性が高まっており、現に同院でリハビリを受けている患者の4分の1ががん患者という。リハビリでは運動まひ、摂食・嚥下(えんげ)障害、浮腫(むくみ)、呼吸障害、骨折、切断、精神心理などの障害に対する専門的なリハビリメニューを提供する。スタッフは担当医師の鶴田豊診療部長をはじめ、理学療法士、言語聴覚士、看護師など4人ががんリハビリの研修を受け、専門の知識を習得。さらに院内の勉強会で医療ソーシャルワーカーや管理栄養士、薬剤師も含めて、スタッフの教育を行い、病院全体で専門知識の共有化を図っていく。
鶴田豊診療部長は、「がんの5年生存率が向上し『がんと共存する時代』になった現在、リハビリの重要性はさらに高まっていく。患者さん自身も、より高い効果を得るためにはリハビリの必要性をよく理解し、がんと診断された直後から主治医と相談しながら、スタッフのサポートを積極的に受けていくことが大切」と話している。(甲木)
週刊経済:2011年3月22日発行 No.1615

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