１月〜３月期の景気指数は１・７・・・・九州財務局

　財務省九州財務局の調べによると、熊本県の２０２５年１月〜３月期の景気指数（ＢＳＩ）は前期（２４年１０月〜１２月期）比１７・６ポイント減の１・７で、４期連続の上昇超だった。
　ＢＳＩは前期と比較した「上昇」・「下降」・「不変」・「不明」などの変化方向別の回答社数構成比から先行きの経済動向を予測する方法。資本金または基金１千万円以上の法人（電気・ガス・水道、金融業、保険業は１億円以上）を対象に調査を実施。回答企業数は１１９社（回収率９３・７％）。
　業種別に見ると製造業が同１３・５ポイント減の１６・２で４期連続の上昇超。情報通信機械器具製造業からは前期より生産が戻ってきている一方、木材・木製品製造業では仕入れ費用の増加という声があった。非製造業が同１９・５ポイント減のマイナス４・９で４期ぶりの下降超。不動産業では料金改定の実施で売上が増加した一方、卸売ではコスト増加が要因という声があった。
　規模別に見ると大企業が同７・４ポイント減の２２・２、中堅企業が同１５・４ポイント減の２３・１。中小企業が同２２・８ポイント減の１６・７。
　全産業の先行きは４月〜６月期が２・５、７月〜９月期が１０・９となる見通し。