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甲佐町に授粉用マルハナバチ生産の九州事業所・・・・茨城県のアグリ総研とアグリセクト

 送粉昆虫・天敵昆虫生産、農業資材製造販売などを行う潟Aグリ総研(茨城県稲敷市、西川嘉俊代表取締役)とグループ企業の潟Aグリセクト(同地、同社長)は6月、甲佐町西寒野に九州事業所を開設した。
 場所は国道443号沿い、特別養護老人ホーム桜の丘南側。敷地面積9075u、鉄骨造り平屋建て、延べ床面積約1430u。同社は農業向けに授粉を助ける送粉昆虫としてマルハナバチの生産や無農薬栽培などで害虫駆除に用いる天敵昆虫(天敵製剤※農薬取締役法上は農薬扱い)の生産を行っている。茨城県以外の生産拠点としては今回が初めてで、農業生産の多い九州への足掛かりとして各種昆虫生産に向いた立地である甲佐町に進出したもの。同事業所では送粉昆虫として在来種・クロマルハナバチの生産を行うほか、害虫・コナジラミ類やアザミウマ類の天敵製剤としてタバコカスミカメとスワルスキーカブリダニの生産を行う。
 西川代表取締役は「九州・熊本は半導体で一躍有名になっているが、農業が生活の礎になっていると感じている。当社は農業に必要不可欠な送粉昆虫や無農薬で野菜を育てるIPM農業を推進するための生物天敵の製造販売をしている。九州事業所で元気な送粉昆虫を農家の皆さまにしっかりとお届けする責任があると感じている。一丸となって熊本・甲佐町を活気づけるべく事業にいそしんでいきたい」と話している。
_くまもと経済 業界NAVI_:2024年8月30日発行 No.519

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