高卒への求人数は全体１％増、県内１０％減
　熊本労働局８月末調べ　求人倍率は８・５２倍に

熊本県内の０９年３月新規高校卒業者への８月末現在の求人数は全体で前年同月比１・１％増の４万２１９９人、求人倍率は前年同月の８・４４倍から０・０８ポイント増の８・５２倍となったことが熊本労働局職業安定部（熊本市桜町）のまとめで分かった。
一方、県内高校の求職者数は４９５２人（前年並み）で、うち県内就職希望者数は２８７２人（前年同月比７・２％減）となり、前年度より減少している。また、県内企業の求人数は１０・３％減の２２５３人で、県内の求人倍率は前年同月比０・０３ポイント減の０・７８倍となっている。
また、高校生への主な産業別求人数では、９８７人（前年同期比１５・７％減）の製造業が最も多く、内訳は電子デバイス１８４人、輸送用機械１６７人、一般機械１０９人、プラスチック製品６３人。次いでサービス業の３４４人（同１４・４％減）、建設業２３０人（１７・９％減）の順に多く、卸・小売業は１５４人で同２６・７％減少した。
なお、職業別では、製造・製作（９５９人）が同１７･３％減、サービス（２９０人）が８・８％減少、飲食店店員等（２１３人）が９・７％減少した。
また、企業規模別の採用数の伸び率では、１千人以上の企業からの求人の延び率が最も高く３５・･５％増（２４８人）、次いで５００人〜１千人未満の企業からの求人が８・３％増（１８３人）となっている。反面、３００人〜５００人未満の企業からの求人が２０・２％減（２２９人）、１００人〜３００人未満の企業からの求人が１９・４％減（５５３人）、３０人〜１００人未満の企業からの求人が７・２％減（６２７人）、３０人未満の企業からの求人が１９・２％減少（４１３人）している。 （徳永）