すい臓がんマーカーに関する特許を出願
　トランスジェニック　国立がんセンターと共同で

バイオベンチャーの�潟gランスジェニック（熊本市南熊本３丁目、是石匡宏社長）は１０月１４日、新規すい臓がんマーカーに対する抗体とその診断応用に関する特許を国立がんセンター（東京都中央区）と共同出願した。
国立がんセンター研究所が発見したすい臓がんの診断に有用な新規腫瘍マーカーに対する抗体を作製し、このマーカーの測定系の開発に成功したもの。これによりすい臓がん患者の血しょう中に存在するマーカーを簡便かつ正確に測定することが可能だという。
すい臓がんの診断方法については、近年超音波検査やＣＴ検査などの画像検査が用いられるようになったものの、より簡便に確実に早期のがんを検出する診断方法の確立が望まれており、「引き続き国立がんセンターとの共同研究を継続し、すい臓がんの早期診断に有用な簡易測定システムの実用化開発を進めていく」（同社）としている。
（佐藤奈）