バイオビジネス大賞にアーク・リソース
　県　優秀賞に阿蘇バイオテック

熊本県はくまもとバイオビジネス大賞の受賞者として、大賞にアーク・リソース�梶i熊本市中原町、井上聖也社長）、優秀賞に�活｢蘇バイオテック（南阿蘇村河陽、北川勝幸社長）、奨励賞にグリーンサイエンス・マテリアル�梶i熊本市長嶺東４丁目、金子慎一郎社長）および�渇､樹製薬（熊本市近見７丁目、島田修社長）を決定した。
産学連携によるバイオ関連の事業化計画に取り組んでいる企業を表彰し、早期の事業化を支援するもの。０５年度から２年に１回表彰を行っており、今回で３回目となる。
アーク・リソースの受賞テーマは「コイヘルペスウイルス感染症簡易迅速診断キットをモデルケースとした新たな検査法の確立と普及」。ニシキゴイが罹患（りかん）するコイヘルペスウイルスの抗体検査について、現在は海外の公的機関が受託検査を実施しているのみのため、業者レベルでも実施可能な簡易迅速診断キットを開発、世界的に普及させるという。
阿蘇バイオテックのテーマは「植物バイオエレクトリクス技術（電磁界およびプラズマ）を活用した植物工場用機材の開発」。植物の成長促進と栽培期間の短縮などを図るパルス電源パワーを用いた機材を開発、事業化を図る。
グリーンサイエンス・マテリアルのテーマは「スイゼンジノリに秘められた超保水性新素材・サクランのビジネス化―熊本発バイオ資源としての大いなる可能性」。スイゼンジノリから抽出されるサクランを活用し化粧品原料としての事業化を目指す。
王樹製薬のテーマは「マンネンタケの機能性を活用したイグサ健康食品・高級ペットフードの開発」。八代産の有機栽培イグサに栄養成分としてオカラを加え、マンネンタケ菌糸体で処理。機能性健康食品や高級ペットフードを開発するという。 （佐藤奈）