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来年4月に言語聴覚学専攻の新設を予定
 熊本保健科学大学 九州内の大学では3校目の開設

熊本保健科学大学(熊本市和泉町、小野友道学長)は来年4月、リハビリテーション学科内に言語聴覚学専攻の開設を予定している。
現在、文部科学省に開設を申請中で、定員は1学年40人を予定している。同専攻では言語聴覚士(ST)の養成を目的としており、九州内の大学では3校目の開設となる。言語聴覚士は国家資格で、脳卒中の後遺症に伴う失語症や発音障害、交通事故や脳の病気による高次脳機能障害、認知症や嚥下(えんげ)障害がある人の回復を手助けする。また言語発達の遅滞、難聴、発音が分かりにくいなどの小児の症状や学齢期の学習障害なども指導する。
同大では開設の理由について「熊本県言語聴覚士会からの要請もあり、専攻の新設を計画した。現在全国で言語聴覚士は約6万人が必要といわれているが、1万7千人程度しかいないため、完全に不足状態となっている。言語聴覚士の育成に取り組み、少しでも不足している現状を緩和していければと考えている」と話している。 (石井)
週刊経済:2010年6月29日発行 No.1579

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