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自社ブランドの室内用電動カートを開発
 サンワハイテック 4年後9億円の売り上げ目指す

半導体製造装置メーカーの潟Tンワハイテック(菊池市泗水町、山下和貴社長)は11月9日、自社ブランドの室内用電動カートを開発した。来年夏に発売を予定している。
製品名は「STAV@(スタビィ)」。全幅80センチ、全長12・5メートル、高さ1・2メートル。重量は75キロ。背もたれがなく、前傾で座席に着席する前輪駆動式の電動カート。車いすなどを利用する高齢者や障害者が介助なしで乗降し操作できる構造を採用した。3時間の充電で連続10キロ走行できる。福岡県宗像市のロボットメーカー潟eムザック(木陽一社長)と、関連の一般社団法人ベータ国際ロボット開発センターが開発していた電動車いす「ロデム」の技術を継承、サンワハイテックと熊本県の産学官連携組織「くまもと技術革新・融合研究会」と共同で製品化した。初年度は約50万円前後で販売、4年後の2014年度には3600台、年間9億円の売り上げを目指す。
アクロス福岡で記者会見した山下和貴社長は「シリコンサイクルに影響されない自社ブランド製品として来年夏から販売する。医療福祉関連商品を取り扱う商社などからの引き合いが来ている。医療、介護施設だけでなく、公共施設や大型ショッピングセンターなど幅広い方面からの需要拡大を期待している」と話した。
同社は1992年創業、資本金は4500万円で従業員数は33人。売上高は約10億円。グループ会社に人材派遣や請負業やエアポートホテル熊本を今年から経営しているサンワアルティス鰍持つ。サンワアルティスは07年創業、資本金は1800万円で従業員数は107人。
山下社長は熊本県旧泗水町出身。1952(昭和27)年1月22日生まれ58歳。大手半導体メーカー勤務を経て、92年1月にサンワハイテックを設立した。 (横山)
週刊経済:2010年11月23日発行 No.1599

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