長嶺東５丁目の広福保育園を建て替え
　広福福祉会　来年４月オープン予定

社会福祉法人広福福祉会（熊本市長嶺東５丁目、宇治寛理事長）は、園児増員のため同地の「広福保育園」の建て替え工事を行っている。新園舎は来年４月にオープンの予定。
新園舎は鉄筋コンクリート造り２階建て、延べ床面積約１千�u。室内は高齢者などに配慮したバリアフリー構造となっている。園舎構成は１階に２〜５歳児室、給食室、２階に０〜１歳児室、新たに一時保育室と子育て支援室を設ける。建て替えにあたり、２〜５歳児がすぐに外に出て遊べるようにこれまで２階にあった２〜５歳児室を１階に移動するという。また、改築に伴い定員を６０人から１２０人に、保育士を５人、調理師を１人新たに増員する。保育時間は午前７時から午後７時まで（土曜日は午後６時まで）で休園日は日曜・祝日。同園の宇治和貴副園長は「定員が倍近くに増えるので保護者と連絡を密に取り、事故、トラブル防止に努めていきたい。開園以来行っているのびのびとしたアットホームな保育を新園舎でも続けていけたら」と話している。
同園は１９５５（昭和３０）年に地域農家の農作業促進のための託児所として発足し、５９年に同園を開園、７９年に旧園舎を建設した。スタッフは１６人。浄土真宗広福寺を母体とし、仏教保育（照育）をメーンにそのほか障害児保育や一時保育に加え、地域活動事業として保育所退所児童との交流や地域の特性に応じた保育なども行っている。 （堀）