取締役に野原三協デリカ社長と松永部長
　熊本製粉　西尾、大熊取締役は退任

熊本製粉�梶i熊本市花園１丁目、古賀幹雄社長）は３月１０日、株主総会および取締役会を開き、取締役に野原敏朗・�且O協デリカ社長、松永幸太郎・熊本製粉執行役員研究開発部長を新任した。
また、非常勤監査役に鈴木達穂・前�渇i坂産業役員待遇経理部長が就任。西尾英美取締役、大熊浩取締役は退任し、それぞれ非常勤顧問、常勤参与品質保証部長兼研究開発部上級技術顧問に就いた。
野原敏朗（のはら・としろう）取締役は熊本市出身。１９５７（昭和３２）年６月２６日生まれの５３歳。近畿大学工学部卒。１９８１年熊本製粉入社。同社福岡工場長、総務課長を経て２０１０年２月から関連会社・�且O協デリカ社長。
松永幸太郎（まつなが・こうたろう）取締役は上益城郡出身。１９６３（昭和３８）年２月１１日生まれの４８歳。鹿児島大学大学院連合農学研究科修了。１９８６年熊本製粉入社。同社研究開発課長、研究開発部長を経て２０１０年３月から執行役員研究開発部長。
同社の役員・執行役員は次の通り。
【役員】▼社長　古賀幹雄▼取締役副社長　川崎貞道▼取締役兼白熊商事�且ﾐ長　石原則隆▼取締役製粉営業・業務・生産担当兼製粉営業部長　古賀育男▼取締役兼�且O協デリカ社長　野原敏朗▼取締役研究開発担当兼研究開発部長　松永幸太郎▼非常勤取締役　奥村綱大▼非常勤監査役　鈴木達穂
【執行役員】▼倉庫事業部長兼熊本製粉ロジスティクス�且ﾐ長　山辺一範▼広域営業部長兼業務管理部長　立沢一郎▼生産部長　浦郷弘昭▼総務部長　福島真理子▼財務部長　藤江修▼�鰍ｫりしまベーカリー社長　米田幸隆＝新

売上高は１１・９％減の９９億５３００万円

また、同社の２０１０年１２月期決算は、売上高が対前年比１１・９％減の９９億５３００万円、経常利益が同１０・６％減の８億４４００万円で減収減益だった。
減収は２年連続、減益は４年ぶり。主力の製粉事業で政府の小麦価格引き下げによる小麦粉値下げの影響が響いた。一方で、同社のコア技術を生かしたそば粉や米粉の拡販に取り組み、そば粉で対前年比１３６％増、米粉で同３４６％増となり、減収幅を縮めた。当期利益は１５・９％減の４億６９００万円。今期は売上高１０３億円、経常利益６億円強の増収減益を見込む。
古賀社長は「１０月頃をめどに粉砕機を１台増設し、今期も引き続き米粉の拡販に注力する。今後３年間で米粉の売上を６億円程度まで引き上げたい」と話している。 （大島）