代表理事に矢ヶ部孝志理事が就任
　ＵＤくまもと　永野代表理事は退任

高齢者や障害者の観光外出促進と建築物・公共交通機関などのＵＤ（ユニバーサルデザイン）化促進事業などを行うＮＰＯ法人・ＵＤくまもと（熊本市東区長嶺西１丁目）の代表理事にこのほど、矢ヶ部孝志理事が就任した。、永野寿代代表理事は退任。
矢ヶ部孝志（やかべ・たかし）代表理事は、１９６９（昭和４４）年４月５日生まれの４３歳。福岡県出身。佐世保西高校卒。９９年にバイクでの交通事故により車いすを利用。同法人での事業のほか、商業施設や飲食店におけるＵＤのアドバイザーやユニバーサルツーリズムに即したおもてなしの講演などを行っている。ＮＰＯ法人・日本ユニバーサルツーリズム推進ネットワーク常任理事、ユニバーサルツーリズム専門講師、熊本県アーチェリー協会常任理事、熊本県身体障害者アーチェリー協会常任理事などを兼任。また、九州初の車いすでの船舶１級免許を取得している。「九州新幹線開業で関西圏などの県外の身障者の方からの問い合わせも増加している。ホームページやフェイスブックなどの運用を駆使してこれまで以上に法人の事業が浸透していくよう頑張りたい」と話している。
同法人は２００６（平成１８）年に設立。高齢者・障害者のための熊本県内のＵＤ観光ガイドブック「みいく」や不定期発行の新聞の発刊、コンシェルジュ事業などを展開。県内全域に足を運び、観光施設、飲食店、建築物、公園、公共交通機関のＵＤ化促進のための提言、調査など幅広く活動している。 （堀）