合志市にメガソーラー発電施設
　熊本製粉　地場企業初の参入

熊本製粉�梶i熊本市西区花園１丁目、古賀幹雄社長）は、合志市上庄にメガソーラー発電施設を建設する。９月に着工し、１１月から稼働を始める。７月２５日に県および合志市と施設建設に関する協定書に調印した。総事業費は３億２５００万円。
場所は合志小学校北側の西部清掃工場跡地。敷地１万８８７６�uを合志市から賃借し、ソーラーパネル４千枚を設置する。発電出力は１千キロワットで、年間発電量は１ギガワット。発電した電力は全量を電力会社に売却し、年間で３５００万円から５千万円の収入を見込む。地場企業がメガソーラー発電事業に参入するのは初めて。同社ではメガソーラー事業のノウハウを生かし、将来的に合志市野々島に所有する西合志倉庫（敷地６万６千�u）の屋根にも発電出力１千キロワットのソーラーパネルを設置する計画。
調印式の席上、古賀社長が「当社の事業は自然の恵みなくしては存在せず、資源循環型企業への転換を目指すべく、メガソーラー発電をスタートする。地域と一体となり、自然エネルギー事業に取り組んでいきたい」、荒木義行合志市長が「今回のメガソーラー施設進出は、地域の新産業創出につながるものと大いに期待している」とそれぞれあいさつした。
熊本製粉は１９４７（昭和２２）年創業、従業員は１６６人。製粉事業ほか加工食品や倉庫、不動産事業などを展開しており、２０１１年１２月期の売上高は１０１億円。同社と合志市は昨年１１月にも包括協定を結んでおり、今後も地域における新産業創出へ連携を強化していく。 （大島）