産業廃棄物を固める凝固剤を近く販売
　ビッグバイオ　固さはコンクリートの約１０倍

宇城市小川町西海東のバイオ製品開発・�潟rッグバイオ（阪本惠子社長）は、産業廃棄物の焼却灰や砂、泥などを固める凝固剤を崇城大学工学部建築科の岩原昭次教授と共同し開発、近く販売を始める。
海水のミネラル分由来の成分を加工し凝固剤として製品化したもので、同社が開発した水質浄化ブロックの凝固剤に使われてきたセメント原料の代替品として開発したもの。同社が今回開発した海水ミネラル由来の凝固剤はコンクリートと比較して約１０倍の固さを実現でき、産業廃棄物の焼却灰や、草や木材などのバイオマス資源も固めることができるなど、幅広い材料を凝固させることができるという。形状は白い粉末で、セメント同様水と混ぜることで凝固作用が現れ、硬化には３，４日が必要という。同社では「広く建材などでの用途開発も今後進めていきたい」と話している。 （徳山）