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観光客数は前年比1・6%増の5817万人
 11年観光統計 外国人観光客数は3割減

県観光物産総室がこのほど発表した2011年観光統計によると、観光客の総数は前年を1・6%上回る5817万4千人だった。宿泊客数は前年比1・9%増の659万2千人、日帰り客数は同1・6%増の5158万2千人だった。
3月に九州新幹線が全線開業したが、東日本大震災や原発事故によるイベントの中止や全国的な旅行自粛ムードなどにより、上期の観光客数は前年を下回った。下期には新幹線開業効果も現れ、ねんりんピックなども開催されたことから、通年での観光客数は前年比微増となった。また、外国人宿泊客数は前年比31・4%減の22万9千人。原発事故の風評被害により激減した。
地域別に見ると、熊本市の観光客総数は2・6%増の546万8千人。新幹線開業や桜の馬場城彩苑のオープンなどにより、宿泊と日帰りともに増加した。もっともウエートが高い阿蘇地域は2・3%減の1711万7千人。ガス規制で5〜6月に阿蘇中岳第1火口が立入禁止だったことなどで減少した。そのほかの地域では、観光客総数が増加したのは山鹿・鹿本(8・5%増)と玉名・荒尾(0・9%増)、菊池(7・2%増)、人吉・球磨(10・2%増)、宇城(1・5%増)。上益城(9・1%増)。減少したのは天草(0・6%減)、八代(2・5%減)、水俣・芦北(3・7%減)。
観光消費額は4・4%増の2720億円で、宿泊客が5・0%増の993億円、日帰り客が4・1%増の1727億円。観光客1人当たりの平均消費額は宿泊客が5・0%増の1万5359円、日帰り客が4・1%増の3402円だった。 (佐藤奈)
週刊経済:2012年10月30日発行 No.1696

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