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国の登録有形文化財に同時登録
 人吉旅館と芳野旅館 県内では金波楼に次ぐ登録

人吉市青井町の人吉旅館(堀尾謙次朗社長)と芳野旅館(田口妙子社長)は近く、国の登録有形文化財(建造物)に登録される。県内旅館としては県内第1号の金波楼(八代市日奈久上西町)に次ぐ登録となる。
一昨年から登録申請を同時に行うなど取得に向けて準備しており、9月21日に開かれた文化審議会で2旅館を登録有形文化財とするよう文部科学大臣に答申されたもの。いずれの建物も明治から昭和初期にかけて建造され、創建当時の姿をそのまま残していることがそれぞれ評価された。対象となる建物は、人吉旅館が玄関棟(建造=昭和8年)、東棟(同5年頃)、中央棟(同8年)、西棟(同28年)の4棟。芳野旅館が本館(建造=昭和6年)、別広間棟(大正2年)、居間棟(明治21年)、従業員棟(大正前期)の4棟。
人吉旅館の堀尾里美女将は「登録を機に昭和というコンセプトで付加価値を演出していきたい」と、芳野旅館の田口女将は「登録により人吉全体の魅力が高まる。建物を守るだけでなく有効利用していきたい」と話している。 (宮ア)
週刊経済:2012年10月30日発行 No.1696

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