古畳を住宅用断熱材に
　熊本県古民家再生協会　建設廃材を有効活用

合志市御代志の古民家移築再生を手掛ける一般社団法人熊本県古民家再生協会（太田行雄理事長）は畳の廃材を使用した壁、床などの断熱工法を開発、近く住宅建設工事で採用する。
建設廃材の有効活用の一環として同社が開発した。畳の廃材を幅４０センチほどに細く裁断し、住宅の壁、床などの断熱材として利用するもの。従来建設廃材として廃棄処分されていたものを断熱材として有効活用する。
同社では「畳床に使われている藁は優れた断熱性を持つ素材。藁の持つこうした特徴を生かす方法として、また建設廃材となった古畳の有効活用として、今後積極的に同断熱工法を採用していきたい」と話している。 （徳山）