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3月期決算は減収増益に
 熊本銀行 連結納税効果で純利益は大幅増

熊本銀行(林謙治頭取)2013年3月期決算は、経常収益が前期比1・1%減の261億7400万円、経常損益は30億7100万円の黒字(前期は5億7800万円の赤字)、当期純利益は227・0%増の66億2500万円だった。
本業のもうけを示すコア業務純益は、金利低下で資金利益が減少し7・3%減の59億7千万円。経常損益については、信用コストが減少し有価証券関係損益が増加したことで黒字に転換した。さらに、連結納税制度の適用で法人税の戻りが発生したことで、純利益は大幅増になった。
金融再生法開示債権(部分直接償却後)は308億9800万円、不良債権比率は0・06ポイント増の3・07%となった。自己資本比率は0・46ポイント減の10・38%。
貸出金の期末残高は9・0%増の9941億円。法人部門が9・9%と大きく伸びた。個人部門では住宅ローンが増え、とくに下期は過去最高の実行額になった。預金も10・8%増の1兆2528億円と高い伸びを示した。
2014年3月期の業績は、コア業務純益が57億円、経常利益は29億円、当期純利益は59億円を予想している。
林頭取は「今後は景況感が従来にも増して上向いてくるとともに、企業の設備投資などの増加も期待できる。今期はさらに積極的に県内企業中心に融資していく。また、連結納税により過去の法人税の戻りがあり、当期純利益は過去最高を達成することができ、今期もこの傾向が続くだろう。実感として財務体質の強化につながった」と話している。
役員人事では、社外監査役に衛藤信久福岡事務サービス且ミ長が就任。勝野稔社外監査役は退任する。6月下旬に開催する株主総会で正式に決める。 (佐藤奈)
週刊経済:2013年5月21日発行 No.1724

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