代表取締役に下山、上野両氏が就任
　肥後銀行　６月２５日付で

肥後銀行（甲斐隆博頭取）は５月１０日、下山史一郎取締役専務執行役員と取締役専務執行役員に就く上野豊徳取締役常務執行役員が代表取締役に就任する役員人事を発表した。６月２５日の株主総会、取締役会で正式に決定する。永田浩夫代表取締役副頭取は相談役に、小栗宏夫取締役会長は顧問に就く。
このほか取締役常務執行役員に最上剛取締役執行役員与信管理部長が昇格、取締役執行役員に田島功執行役員コンプライアンス・リスク統括部長、社外取締役に益戸正樹バークレイズ証券�褐ﾚ問が就任する。
上席執行役員に國武俊郎執行役員本店営業部長、小林靖男執行役員市場金融部長が昇格、執行役員に山木仁事業開発部長、林田達総合企画部主計グループ長が就任する。
下山史一郎（しもやま・しいちろう）氏は、１９５２（昭和２７）年９月生まれの６０歳。明治大学政治経済学部卒。７６年同行入行。水前寺支店長、人事部長などを経て、２００７年取締役人事部長、１０年取締役常務執行役員人事部長、１２年取締役専務執行役員。
上野豊徳（うえの・とよのり）氏は、１９５３（昭和２８）年２月生まれの６０歳。法政大学経済学部卒。７６年同行入行。融資第二部長、与信管理部長などを経て、２００８年執行役員水道町支店長。０９年取締役監査部長。１０年取締役執行役員監査部長、１１年取締役常務執行役員。
最上剛（もがみ・つよし）氏は、１９５６（昭和３１）年６月生まれの５６歳。早稲田大学商学部卒。８０年同行入行。紺屋町支店長、融資部長などを経て２０１０年執行役員融資部長、１１年取締役執行役員与信管理部長。
田島功（たじま・つとむ）氏は、１９６２（昭和３７）年１月生まれの５１歳。東京大学工学部卒。８４年富士銀行入行。トレーディング部次長、執行役員金融・公共法人ユニット長付審議役などを経て２０１２年４月肥後銀行入行、理事コンプライアンス・リスク統括部長。同５月執行役員コンプライアンス・リスク統括部長。
益戸正樹（ますど・まさき）氏は、１９５５（昭和３０）年１２月生まれの５７歳。慶応義塾大学商学部卒。７８年富士銀行入行、パリバ証券を経て２０１２年バークレイズ証券�兜寰ﾐ長、同７月から顧問。

経常収益は８５９億９０００万円で増収

同行の２０１３年３月連結決算は、経常収益が前年同期比１４・７％増の８５９億９０００万円、経常利益は同６％減の２０４億３６００万円、当期純利益は２６・８％増の１３７億１０００万円となった。
金利低下に伴い資金利益は減ったが、国債などの債券売却益の増加や肥銀リース�鰍�連結子会社にしたことでその他の業務収益が増加した。
本業のもうけを示すコア業務純益(単体)は、６・８％減の２０２億１００万円。連結自己資本比率は１３・２４％。
１４年３月期の連結業績では、経常収益は８１５億円、経常利益１７３億円、当期純利益は１０４億円を見込む。 （桜木）