ＡＲ技術を活用し市場調査
　ミリオンプランニング　アクセス履歴基に

イベント企画・�泣~リオンプランニング（熊本市北区飛田４丁目、宮崎靖浩社長）は１月から、ＡＲ（拡張現実）技術を活用した市場調査サービスを始めた。
商品説明書、チラシなどに添付された写真画像をスマートフォンのカメラで撮影することで、関連する動画をモニター上に映し出すＡＲ技術を活用したもの。添付された画像情報へアクセスした履歴を時間や回数で割り出すことができることから、顧客の志向や行動パターンの分析が可能で、ＡＲ利用者の属性を事前に登録しておくことで、より詳細な市場分析にも活用できるという。
同社では「それぞれの画像情報への関心度がアクセス履歴から解析できるため、商品企画開発やそれぞれの顧客のニーズに合わせた情報提供ができる。今後ブライダル業界、住宅・不動産業界を中心に提案していきたい」と話している。
ＡＲとは現実の風景や画像（印刷物など）に重なるよう新たな画像情報を付加するＩＴ技術。印刷物などに印刷された写真画像やテキストなどの特徴点を読み取ることで、あらかじめネットサーバー上に登録された画像を、ネット環境に接続されたスマートフォンやタブレット端末などを通して表示させることができる。ＡＲ技術を活用した各種コンテンツ製作などで、同社では年商３千万円の売り上げを見込んでいる。 （徳山）