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合志市に農産物の卸売・加工施設を開設
 荒井商事子会社の三太郎 4月から稼働

中古車オークションやスーパー経営などを手がける荒井商事梶i神奈川県平塚市、荒井亮三社長)の子会社・三太郎梶i同社長)は、合志市栄に農産物の卸売りや加工を行う事業所を開設する。投資額は3億円。4月から稼働する予定。3月4日に合志市と立地協定を結んだ。
土壌改良研究の渇_回堂(芦北町、多武慶英社長)が開発した有機農法「PSBM農法」で契約農家が生産した農産物を集荷し、洗浄、選果などを経て出荷する事業所で、同農法で栽培した野菜の加工や同農法に使用する液剤・堆肥の販売も行う。事業所は同市栄の栄工業団地内で、同地に本社を置く。敷地面積は2802u、既存の建屋(床面積848u)を使用する。従業員は10人でスタートし、今後増員する予定。
取り扱う農産物はニンジンやトウモロコシ、ベビーリーフなど年間千トン程度。グループ会社が展開するスーパーなどのほか、国内の小売店やレストランに販売、台湾の高級食品スーパーなどにも輸出する計画。初年度の出荷額は2億5千万円を見込む。
荒井社長は「PSBM農法による農産物は、従来の農法に比べうま味が強く貯蔵性・収穫量も高い。この農産物を『三太郎』ブランドとして国内外に流通させていく。将来的には農業への参入も検討したい」と話している。
荒井商事は1920年創業、資本金は1億円。中古車オークションのほか、食品スーパー「プライスクラブ」「アルズフーズマーケット」や外食店舗「源太郎そば」、遊技場「プラジャン」経営など多岐にわたる事業を行っている。
三太郎は荒井商事などが6次産業化に取り組む子会社として今年2月に設立した。資本金は1490万円。 (佐藤奈)
 
週刊経済:2014年3月11日発行 No.1764

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