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3月期決算は減収減益に
 熊本銀行 14年度は減収増益の見込み

熊本銀行(竹下英頭取)の2014年3月期決算の業績は、経常収益が前期比4・5%減の249億8800万円、経常利益は59・6%減の12億4100万円、当期純利益は24・2%減の50億2千万円だった。
本業のもうけを示すコア業務純益は60億800万円。金利低下で国内資金利益が減少したが、システム統合に伴う経費が減ったことなどで前年並みを確保した。経常利益については、信用コストが増加し国債等債券損益が減少したことで減益になった。
金融再生法開示債権(部分直接償却前)は13年3月末に比べ8・6%増の332億4700万円、不良債権比率は0・09ポイント減の3・18%となった。自己資本比率は0・22ポイント増の10・60%。
貸出金の期末残高は3・6%増の1兆298億円。住宅ローンが9・1%増と、とくに好調だった。預金は5・4%増の1兆3205億円。
2015年3月期の業績は減収増益を予想。コア業務純益は66億円、経常利益は41億円、当期純利益は65億円を見込んでいる。
竹下頭取は「14年3月期は減収減益となったが、コア業務純益や当期純利益などは公表値を上回ることができた。熊本銀行に行名を変更して初の決算としては十分な手応えがあったと感じている。県内の貸出金・預金ともに順調に伸ばしており、県内でお預かりした預金を県内の個人・法人の方にご利用いただく『金融の地産地消』を実現している。今後もこの地域密着のスタンスを継続していく」と決算を振り返った。また、14年度については「今後も業容拡大を継続するため、お客さまに有益な補助金制度や優遇措置などの情報をいち早く提供し、資金ニーズに結びつけていく取り組みを始めている。また、6月下旬には全営業店の総合営業担当者向けに400台のタブレット端末を導入。お客さまが知りたい情報をその場で提供するほか、効率的な営業活動を実現していく。これらのツールを生かし、14年度の業績予想をクリアできるよう全力で取り組みたい」と話している。
(佐藤奈)
週刊経済:2014年5月20日発行 No.1774

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