年度着工戸数は６・５％増の１万２３５３戸
　県内新設住宅着工件数　持ち家、貸家は増加

住宅金融支援機構南九州支店（熊本市中央区水前寺２丁目、御厨一敏支店長）が調べた、２０１３年度の熊本県内新設住宅着工件数は、総数で前年同月比６・５％増の１万２３５３戸となり、３期連続して増加した。
２０１３年度（昨年４月から今年３月まで）住宅着工件数の内訳を個別にみると、持ち家は前年度比１５・０％増の５２８０戸と４期連続して増加。過去１０年度でみても初の５千戸を突破した。貸家も２・６％増の５４２３戸と３期連続の増。半面、分譲住宅は０・４％減の１６３０戸となり３期ぶりに減少に転じた。
同支店が管轄する熊本、鹿児島、大分、宮崎の南九州４県の１３年度の状況は、熊本県を除けば宮崎県が１５・７％増の７９６４戸、鹿児島県が１２・３％増の１万１２８１戸といずれも２ケタの伸びを示した。４県の合計着工件数は前年度比９・４％増の３万８８８７戸となった。持ち家や貸家は増加したが、分譲住宅はわずかに減少した。なお、全国は１０・６％増の９８万７２５４戸で前年度に比べ約１０万戸増加しており、過去５年度でも最も高い数字となっており、１００万戸の大台突破まであと一歩の状況にある。 （園田）