就職決定率は０・１ポイント増の９８・１％
　崇城大学　６割以上が九州内に

崇城大学（熊本市西区池田４丁目、中山峰男学長）の２０１４年３月卒業者の就職決定率は９８・１％で、前年同期を０・１ポイント上回った。
卒業者は６５２人で、そのうち就職希望者は４６３人。決定者は４５４人。７人が大学院などへ進学した。学部別に見ると工学部９８・８％、情報学部９６・６％、生物生命学部９６・４％、芸術学部１００％、薬学部は１００％だった。エコデザイン学科、建築学科、宇宙航空システム工学科、美術学科、デザイン学科が１００％となった。決定先を地域別にみると熊本県内２７・４％、熊本を除く九州３３・３％、関東２３・４％、近畿６・８％、中京５・７％などとなっている。求人件数は２３８７社で前年と比べ２０９社増加した。
同大就職課の濱口誠課長は「教職員が一丸となって学生を支援したことが数字に結びついたと思う。学生一人ひとりに合わせて活動プログラムを作成するなどきめ細かな個別指導の成果が現れた。従業員５００人以上の企業に決定した割合が４０・７％に上ったほか、企業就職者のほぼ全員が正規採用で、学生の就活満足度も前年を４ポイント上回る９２・８％となった」と話している。
主な決定先は、ＧＳユアサ、塩野義製薬、九電工、きんでん、三菱自動車エンジニアリング、化血研、山崎製パン、大分キヤノン、太平電業、積水ハウス、スカイマーク、ジェイ・エア、中菱エンジニアリング、日本調剤、日本海事検定協会、大成ロテック、協和エクシオ、東洋シャッター、凸版印刷、菊水化学工業、熊本銀行、西部電気工業、九州旅客鉄道、総合メディカル、西日本システム建設、フジパン、矢崎総業、日本ステリ、日本食研、持田薬品、総合メディカル、エヌ・ティ・ティネオメイト、大成ロテック、熊本赤十字病院、各国家公務員、市役所、教員など （佐藤元）