小袋の真空パック米を開発
　相良あいがもん倶楽部　今秋発売予定

業務用アイス製造会社の�潟pストラル（山鹿市鹿本町来民、市原幸夫社長）と菊鹿町の合鴨米農家でつくる「相良あいがもん倶楽部」は、小袋の真空パック米を開発した。５月１３日に山鹿市市役所で開かれた農村集落活性化支援事業の成果報告会で新商品を発表した。
同商品は菊鹿町で作られた合鴨米の販路拡大を狙ったもの。名称は「ＭＯＹＡＩの合鴨米」。１合から３合をそれぞれ真空パックし販売する。価格は１合１５０ｇが４００円（税別）、２合３００ｇが５９０円（税別）、３合４５０ｇが７６０円（税別）。同商品は、フランスの百貨店｢ラ・グランド・エピスリー・ド・パリ｣　で９月に開かれるジャパンフェアに出店する。国内では、今秋から都市部を中心に贈答用として販売する予定。今後は、菊鹿町の合鴨米を使った加工品などの開発も予定している。
同事業は山鹿市の農村集落活性化事業の一環で補助を受け、新商品開発に至ったもの。今後は�潟pストラル内に事業部を設け同商品の販売に至るまでの、企画・マーケティングに対応していく予定。
市原社長は「農業の専門家である農家とマーケティングやブランディングを行う民間企業が連携することで、熊本の農作物の価値を全国へ発信していくことができる。フランスの百貨店への出店を皮切りに、合鴨米のブランド力を生かして国内での販売をしていきたい」と話している。 (堀内)