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南関町に太陽電池一体型屋根材の製造工場
 FWAVE 投資額は22億円

ニュージーランドの多機能屋根材メーカー・ジニアテックの100%出資子会社で、樹脂シートの太陽電池セルを製造するFWAVE梶iエフウエイヴ=東京都千代田区平河町、アンドリュー・ハインズ、眞野重治代表取締役)は、南関町肥猪の熊本工場内に太陽光電池を組み合わせた屋根材の製造工場を増設する。5月14日、県庁で同町と立地協定を結んだ。
場所は南関町肥猪の南関東部工場団地にある熊本工場敷地(5万4370u)内。新工場は鉄骨平屋建て、床面積は2500u。工場建設と屋根材製造設備の導入費など投資額は22億円。新たに21人を新規雇用し、従業員数は40人になる。着工は2016年4月、操業開始は17年4月を予定している。
新工場で生産する屋根材は、薄くて軽い樹脂シートのアモルファス太陽電池セルを屋根材に貼り付けた新しい建材で、軽量で耐震性や施工性に優れ、3階建て住宅など、さまざまな設計に対応できるという。また、太陽電池と組み合わせることで、太陽熱エネルギーを有効に取り込み、今後も日本国内で需要が見込まれるエコ住宅への増改築など、リフォーム市場に向けた屋根材として量産体制を整え、施工店ネットワークを構築し、ハウスメーカーなどに売り込む。
同社は、富士電機鰍ェ「FWAVE」の商品名で生産していた太陽電池セル事業を2014年3月31日付でジニアテックに譲渡することで合意。日本に設立した100%子会社のFWAVE鰍ェ富士電機の太陽電池セル工場の土地、建物、設備と「FWAVE」のブランドを引き継ぎ、事業を継承している。(甲木)
週刊経済:2015年6月6日発行 No.1826

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