熊本地震復興を考えるフォーラム・・・・熊本大学

　熊本大学（熊本市中央区黒髪、原田信志学長）は８月３０日、矢守克也京都大防災研究所巨大災害研究センター長を招き、熊本地震復興のこれからを考えるフォーラムを開いた。会場となった黒髪キャンパス南地区の工学部百周年記念館には約１００人が参加した。
　同大政策創造研究教育センターなどが企画したもので、「おたがいさまの社会づくり」をキーワードに論考した。当日は矢守センター長が「いま熊本復興のために、私たちは何ができるのか」と題して基調講演。パネルディスカッションでは矢守氏のほか、避難所でのエコノミー症候群・寝たきり対策にあたっている同センターの都竹茂樹教授、益城町仮設住宅での聞き取り調査をもとに復興計画を研究している円山琢也准教授、同大学内の避難所を運営、学生ボランティアとともに各地の復興支援をしている安部美和助教をパネラーに「熊本の未来を、誰と、どうしたいのか」について議論した。